河野神社

手・肩・腰などの病を治す信仰があり、県外からも参拝者が絶えない。境内には祈願用の木製手型や足型が奉納されている。この神社は、大正5年三田の広峰神社、十日市の宮国神社、慶所の聖神社、大坪の檜神社の四神を合祀して河野神社としました。これらの神社は、古くから河野氏によって祀られてきましたが、明治40年、村社の場合は、1,000円の貯蓄がなければ維持できないというお達しに村民として寄付行為ができず、合併せざるをえなかったという経緯がありました。現在、この神社は若一さんともいい、ことに手足・腰などの病には霊験あらたかで、山陽側からも多くの参拝客が訪れます。特に手の病に悩む人たちは、奉納されている木の手形を持ち帰って患部に撫でつけて快癒祈願をすると、ほどなく治ると言われています。ご利益を得た参拝者は、改めて手形を作って若一さんへ奉納する「倍返し」の風習を守り、今なおその風習は伝えられています。神社を参拝すると、「倍返し」の手形がたくさん、見てとれるところから、庶民の信仰の深さを物語っています。。

お問い合わせ 河野神社、智頭町観光協会
住所 鳥取県八頭郡智頭町大字三吉475
電話番号 河野神社0858-78-0116、智頭町観光協会0858-76-1111