山郷杉太鼓

昭和58年に県会議員と当時の山郷小学校長が純朴で引っ込み思案な山郷の住民に心の底に躍動感がたぎるような芸能として和太鼓を推奨。林業従事者と有志の援助を受け山郷小学校へ寄贈し、山郷杉太鼓が始まりました。美しい里山の景観を創る空の変化、山の緑と雪景色、透き通った清流が大雨で濁流に、時に穏やかに、時に厳しく、ゆっくりと思えば激しく、猛練習を乗り越えた子供達が叩く太鼓の音は観衆を魅了し、山郷杉太鼓の名を広く知らしめるようになりました。2年後の昭和60年には青壮年グループが結成され、小学生とは一味違う迫力の演技で各地のイベントに出演するようになります。また昭和61年は保育園児による杉太鼓がスタート。その頃には、山郷杉太鼓は智頭町の太鼓として、町内イベントには不可欠になってゆきます。今でも、町内の様々なイベントでお披露目され、なくてはならない存在です。