麒麟獅子舞
因幡・但馬地方に伝わる「麒麟獅子舞」は、約370年前の初代鳥取藩主・池田光仲が偉大な曽祖父・徳川家康を祀るために創建した神社の祭礼で、中国に伝わる霊獣「麒麟」の顔を持つ獅子舞として初めて登場しました。きらびやかな獅子舞を見た人々は、幸せを呼ぶ麒麟獅子舞を自分達も村にも取り入れるようになり、約180の村々に継承された記録があります。多くの村々で取り入れたため、麒麟獅子の顔・色、舞の作法に多様性が生まれました。太鼓・笛・ジャンジャン(銅拍子)で早いテンポで賑やかに舞う但馬に比べ、因幡の麒麟獅子舞は、太鼓・笛・鉦で緩やかなテンポで舞うのが特徴です。智頭町では、䖝井神社の秋の例大祭で奉納される他、町内のイベントで度々お披露目されます。